大増水大歩危ロングコース 豊永-まんなか

 こんにちは、うじです。

週末に四国に直撃した台風のおかげで吉野川は大増水。

日曜日の定例会で漕ぎたかったのだが、服役中の為どうしたものかと悩む。

脱獄も考えたがその後が怖いのでパス。

土曜日にショッピングモール巡りをして仮釈放をもらう方向で。

 

9:00 出発

10:00 三井アウトレットパーク倉敷

13:00 イオンモール岡山

20:30 イオンモール倉敷

23:00 帰宅

・・・ハードでしたがこれでなんとか一日限りの仮釈放をいただく。

 

というわけであまり体力が回復しない状態で大歩危へ。

水位は出発地点で2.14mと前回の倍。

更にがんがん放流が始まっているので時間と共に増加中。

当然ラフティングの小歩危コースは中止なのですべて豊永に集まっており大混雑。

 

豊永上段の川幅は倍近くなっている。

 

ものすごい緊張で吐き気が止まらない。

「オエッ」と10回ほどえずきながら豊永上段の瀬に突入。

 

続いて豊永下段。

左岸側は凄まじい返し波になっているので右岸よりで通過。

とにかく瀬の流れが早くいつもは長く感じる豊永下段の瀬があっという間に終わる。

 

ラフトがフリップしていたのでメンバーがヘルプに。

我輩も・・・とフェリーグライドで対岸に渡ろうとしたらずーっと下まで流されて役立たずもいいところ

瀞場の流れも半端ない。

 

一段落して出発。

本日のメンバー10名也。

 

こんな増水でもOC1な方がおられます。

神としかいいようがない。

 

三段の瀬はスカウティングかとおもいきやそのまま中央突破の指示。

 

岩原の瀬で沈脱してしまったOC1はなんとメンバーが周りを囲ってその場で再乗艇してしまう。

我輩も・・・、いや我輩が固定に加わるとロクなことにならないので止めておく。

 

大久保ホールで昼食タイム。

ダイブツさん、アド主様、ヨシコさんもここで合流。

 

そして国境の瀬。

いつもは岩でゴロゴロしているのだがこの水位だと完全に水没。

この時点での大豊水位は2.99と3m近くまで上昇している。

 

 全員スカウティングというレアな光景。

 

一番乗りはやはり隊長。

真ん中のホール目当てだが、ボンッと出されてしまう。

しかしそれでも後ろ向きで下ってくあたりが超絶変態すぎる。

 

二番手は軍師。

隊長と同じホールに挑みますが失敗してしまいその後はこれでもかといわんばかりに揉み揉みされている。

 

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続いてMOCの先輩、O好さん。

右岸側の比較的安全ルートから突入も撃沈。

最後は脱ってましたが、これはもう仕方がないですね・・・。

天のいたずらかO好さんがこっそり我輩のカメラに細工をしたのかわからないが、残念ながら脱シーンは撮れていなかった。

ほとんどのメンバーが撃沈していて見応えがある国境の瀬だった。

我輩も右岸の安全ルートに突っ込み一発目の落ち込みは奇跡的に抜けたが、その後すぐに撃沈。

 

ラフトも安全な右岸ルートを抜けていく。

 

 隊長は担いでもう一度アタック。

これだけの水位でも隊長には余裕のオーラが出ていて恐ろしい。

 

この水位で皆が期待していたマッコイホール。

マッコイってなんだろう・・・と疑問の我輩。

ここで1時間半は遊ぶ。

 

我輩も何度かトライしましたが、一度だけしかエントリーできなかった。

なによりフェリーがダメすぎる。

 

珈琲館下から下名の瀬までは本来瀞場なのだが、この水位だと瀞場だということすら忘れてしまう流速で下名の瀬に突入。

 

そして下名の瀬からまんなかの瀬まではエンドレスで瀬が続く&湧きが酷く不安定で超ハード。

へろへろになりながらなんとかまんなかの瀬まで辿り着く。

 

上陸していたらアド主様の艇がまんなかの瀬を通りすぎて行く。

どうやら下名の瀬で沈脱してしまったようでダイブツさんと隊長が堂床スロープで回収。

アド主様は大歩危橋あたりで上がれたようだが、艇とパドルは4キロ近く流されたことになる。

カラダも満足に浮かずに水中に引き込まれて大変だったそうだ。

 

今回大豊水位2-3mの大歩危を初めて漕いだのだが、感じたことを箇条書きしてみる。

  • 瀬の激しさは勿論だが、何より川自体の流速が半端でない。それによってエディや瀞場ですら油断ができない。
  • 水位が変わると普段みている川の景色が全然違う。
  • 普段の水位で存在していた瀬でも完全に瀞場になってしまうところがある。今回はベンヘルプ、オーバーハング、お昼の瀬は完全に瀞場になっていた。
  • 増水時は沈脱厳禁と言われている意味が良くわかった気がする。

 

自分の課題は相変わらず。

バランスを崩しまくり沈が多すぎて危険である。

今回は岩に当たることはなかったが、この流速で激突するとかなりのダメージを負いかねない。

もっと修行しなくては。

ロールの安定度だけは自信があるのがせめてもの救いだけど。

 

 

池田ダム流入量 (10:00) 436.48t  (15:00) 553.00t (16:00) 656.36t

大豊水位計 (10:00) 2.14m  (15:00) 3.06(16:00) 2.79m

下名水位計 (10:00) 3.84m  (15:00) 5.05m (16:00) 5.06m

大豊水温計 (10:00) 18.3度 (15:00) 19.0度 (16:00) 19.2度

7月四万十定例会 キャンプ&ツーリング

毎月第二週の松山カヌークラブ定例会。

服役中の身ではあるが、四万十川はオッケーが出ているので参加する。

 

梅雨前線と台風9号の影響で天気が安定しないが、とりあえずいつも通りパーティシェード360を使用。

今回は地面からの浸水対策でグラウンドシートの下に360☓360サイズのブルーシートを敷いた。

 

交流センター前水位は180cm程度。

先月の定例会とほぼ同水位だ。

ビッグウェーブな二双の瀬を漕ぎたい衝動に駆られるが、今月はゲスト参加の方がいるので断念。

 

土曜日は漕がずにのんびりとキャンプを楽しむ。

しかし、翌日の明け方から豪雨。

耐水圧の限界なのか、経年劣化によるものかわからないがパーティシェード360は上から雨漏りが止まらない。

やはり雨天時のパーティシェード360を使ったグラウンドスタイルは難題だらけだ。

 

 

少し雨脚が弱まったところでツーリング開始。

ゲスト参加の△川さんは今回が2回目のカヤックということで、三島より少し上流にある消防署前のスロープからスタート。

 

少し漕いだところで皆が見守る中、沈脱練習。

 

三島第二沈下橋をくぐり最初の左カーブで右からの流れに食われ初沈。

ここは初心者泣かせの難所なので仕方がない。

 

その後三島の瀬に突っ込みましたが、二段目と三段目の間あたりで沈。

三島の瀬の洗礼を受ける。

 

写真はないのだが三島の瀬を下る際に左右に1艇ずつ、後ろに1艇の計3艇が△川さんを取り囲むよう下っておりなかなか素敵な光景だった。

 

その後は前も見えないほどの豪雨の中、苔の瀬と大材の瀬を無事に通過して交流センター到着。

水量が多い為、1時間半ほどで終了。

 

はじめて三島の瀬を下った△川さんはあまりの緊張で漕いでいる最中はほとんどしゃべれず。

1年前の6月に初めて三島の瀬を下った時の自分を思い出し、その姿が自分に重なって懐かしいような嬉しいような。

また来月も漕ぎたいとのことなので、引き続きカヤックを続けてくれそうで一安心。

お待ちしております。

 

オマケ

テントが倒壊して脱出を試みるO波さん。

「誰か助けてくれー」

 

大歩危ロングコース 豊永-まんなか

こんにちは、慢心うじおです。

慢心うじおとは嫁が我輩に付けたアダ名である。

油断した時にミスや怪我をよくするので、こんな不名誉なアダ名を付けられてしまった。

この話の理由は後ほど・・・。

 

今週の大歩危は1m越え水位。

1m越え水位を漕ぐのは昨年の12月に5沈脱して途中離脱したとき以来である。

あの時よりは上達しているので、大丈夫だと思うがやはり緊張する。

豊永からスタート。

 

三段は落差がいつも以上にあって大迫力。

 

岩原も激しい。

隊長は最初から最後までその激しい岩原の瀬を後ろ向きで遊びながら下ってきた・・・。

その姿をO好さんと一緒に「変態過ぎる」と呟きながら眺める。

「岩原遊ぶところ多くて超楽しいー」とかいってました。

我輩も岩原を後ろ向きで下れるように上手くなりたい。

 

そして、その後事件発生。

そんな隊長の姿に憧れて国境の瀬手前のチャラ瀬で後ろ向きで突っ込んだりして練習。

そんなことをしているうちにいつも通り粗沈。

そして水中に潜む吉野川岩男くんから右ストレートを一発もらう。

瞼の上をきってしまい、ボクサーのように流血してしまった・・・。

 

幸い傷はたいしたことがなく出血はすぐ止まったのだが、問題は顔を怪我してしまったことだ。

初めて大歩危を下った11月も豊永下段の瀬で岩に顔をぶつけてしまい、腫らしてしまった。

このときゆかちに「次、怪我したらカヤック禁止!」と釘を刺されていたのだ。

我輩は真っ先にその事を思い出し、顔面蒼白である。

皆に相談すると「ボクサーと喧嘩したと言え」とか「化粧してうまく隠せ」とか好き勝手なことをいう(笑)

まったくもって他人ごとである。

 

その後は帰ってから行われる裁判の事を考えていたのであまり記憶がない。

流れが早くあっという間に下り2時ちょいに終了。

 

 

さて、裁判所自宅へ帰宅。

隠すと更に隠蔽罪に問われる可能性があるので素直に白状。

予想通りに怒るゆかち検察兼裁判長の事情聴取に素直に従う。

 

そして出された判決は

 

無期懲役(大歩危禁止)

 

ただし執行猶予として四万十川は可、ダッキーも可、裁判長の帰省中は大歩危可。

 

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凹む我輩と寄り添う愛娘。

 

まあ、今回の怪我の原因を考えた場合、つまらない粗沈が多い=岩等にぶつかる確率が高いということになる。顔をぶつけたのは2回目だが、ヘルメットやPFDにぶつかったことは何度もあるし、肩をぶつけたこともある。

まずは粗沈しないことに尽きる。

練習あるのみでしょうか・・・。

最後に大いに心配をかけたゆかちにこの場を借りてお詫びしておく。

 

池田ダム流入量 (10:00) 107.27t  (14:00) 103.65t

大豊水位計 (10:00) 1.03m  (14:00) 1.04m

下名水位計 (10:00) 2.34m  (14:00) 2.35m

大豊水温計 (10:00) 17.7度 (14:00) 17.9度