マイナス水位の小歩危

今日は 1ヶ月半ぶりのカヤック。

しかし今年に入ってからまともに雨が降っておらず水位は低下する一方。

そして本日の大豊水位計はマイナス8cm。

漕ぐ場所もスポットもないので小歩危の川口の瀬のウェーブ狙いでアドプレからスタートです。

 

アドプレも岩だらけ。

沈したらきっと悲惨な目にあいそう。

 

鮎戸の瀬はスカウティングです。

 

こちらも岩が出まくりで上流沈したら悲惨な目にあいそう。

 

そして期待を裏切らずに上流沈する我輩。

 

幸いどこもうちませんでした。

K原さんが最後の落ち込み右のエディーに張り付いてしまい沈脱されておりました。

 

アドデザートも川口の瀬も期待していたような遊び場はなく1時間で終了。

ちょっとこの水位だと厳しいですね。

 

久しぶりのカヤックですが、運動不足でカラダはガチガチ、スプレースカートは固くて入らない、デジカメは忘れるなど良いことなし。

特に運動不足は深刻で1時間しか漕いでいないのに疲れました。

有酸素運動とストレッチをしないといけませんね。

 

池田ダム流入量 (10:00) 32.95t (12:00) 33.78t

大豊水位計 (10:00) -0.08m (12:00) -0.08m

下名水位計 (10:00) 1.53m (12:00) 1.53m

大豊水温計 (10:00) 7.2℃ (12:00) 7.9℃

カヤックの事故について(2016)

新年最初のエントリーはとても悲しいお知らせです。

この記事を書くことは悩みましたが、同じような事故を減らすためにも敢えて皆様に伝えたいと思います。 

 

 

漕ぎ仲間の1人が昨年大晦日の午後14時頃、ダウンリバー中に事故に遭い亡くなりました。

事故現場は小歩危、曲り戸の瀬の中段にあるホール(通称:奈落)です。

当日は完全なストッパーとなっていたとのことで、5分近く拘束されたようです。

他にも十数名のうち4名が沈脱されたとのことなので、捕まったら沈脱しないと脱出不能な状況だったようです。

 

当時の水量は大豊1.22m前後・下名2.53m前後・池田ダム流入量127トンとこの時期としてはかなり多めでした。

原因はあくまで憶測ですが、スプレースカートが外れていなかったことから脱出を試みるためにスプレースカートを引こうと思った時点で引くだけの体力が残されていなかったか、何らかの要因で意識を失っていた可能性があります。

 

私はたまたま前日に彼女の勤務しているショップで会っており、明日のダウンリバーの件や新しいカヤックを注文していて来るのが楽しみだという話、そして来年は大歩危のラフティングガイドを目指している話をしました。

そして川の話をしている彼女は心底楽しそうでした。

本当に川が好きだったんだと思います。

私は明日は仕事の為参加できないので来年また漕ぐ約束をして笑顔でお別れしました・・・。

 

今日は初漕ぎは中止して集まった仲間と一緒に川が大好きだった彼女にお別れをしてきました。

 

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こちらは本日撮影した曲がり戸の瀬の全景です。

 

私がカヤックを始めたのは2014年5月。

その時点では大歩危小歩危においてカヤックでの死亡事故は前例がありませんでした。

 

2015年には同時期に漕ぎ始めた方が大滝の瀬で亡くなりました。

そして今回の曲がり戸の瀬での事故。

私も小歩危を下ることを最終目標としていましたが、いまだこの2つの瀬だけは未漕区間です。

小歩危の中でも最も難易度が高く、危険な瀬です。

私の師匠も隊長もこの区間はまだ漕がせてはくれません。

ベテランの二人には私の能力ではこの区間はまだ早いということを十分わかっているんだと思います。

小歩危に連れてってくれないことを恨んだこともありますが、今はとても感謝しています。

 

仲間の中には小歩危で脱臼、骨折、顔面流血など怪我をした方も多数います。

死亡事故には至りませんでしたが、ピンニングやアンダーカットで危険な状態に陥ったが、好条件が重なり救助できたケースもあります。

もう二度と小歩危は漕がないという方もいますし、大歩危は十数年漕いでいるが小歩危は一度も漕いでいない方もいます。

彼らは本能で小歩危は自分の限界を越えていると感じているんだと思います。

 

これから小歩危を下ろうと考えている方はこれらの事故を知った上で入念な練習と準備をして挑んでいただけると幸いです。

 

くれぐれも

 

小歩危全部の瀬で(沈脱して)泳いだ人だっているんだから沈したら流されればいい

これまで出なかったことがないしホールに捕まったら沈脱すればいい

 

・・・などと甘い考えで挑まないで下さい。

今まで助かったのはたまたま運が良かっただけかもしれません。

小歩危を漕ぐ機会は作ろうと思えばいくらでもありますが命は一度失ったらそれで終わりです。

 

この2つの事故には1つの共通点があります。

それはお二人とも若くて心底大歩危小歩危に夢中でした。

休みとなれば季節・天候・水量を問わず漕いでいました。

その若さゆえに多少無茶をしているようにも感じられました。

 

夢中なときこそあえて我慢して1ランク下のステージで鍛錬を積むことが大事です。

私は幸いその事を教えてくれる師匠やメンバーに巡り会えたおかげでこうしてコツコツと安全に漕げていると思います。

 

改めて彼女との前日の会話を思いだしました。

明日はこの水温だからできれば沈脱は避けたいと言っていました。

でもギリギリまで沈脱を避けてしまったことが結果として最悪の自体をまねいてしまったのかもしれません。

師匠曰く「スプレースカートを引かない勇気も大事ですが、思い切って引く勇気も大事」

禅問答のようですがこの境界を身につけることが大切だと改めて感じました。

 

皆様の安全なカヤックライフを願っています。

 

そして心からご冥福をお祈りいたします。

東かがわ市でSUP事故

残念ながら県内でSUP(スタンドアップパドルボード)があったようです。


状況を見る限り天候は悪くなく、海も荒れていない状況だったようですのでライフジャケットの未着用による事故。

この事故の問題点は

 

  • 大人1名、子供2名で1枚のSUPに乗っていた。
  • うちライフジャケットを着けていたのは一人のお子さまだけ。
  • 沖合100m-150m地点と足のつかない場所なのは一目瞭然。
  • 3家族11名ということで少なくとも大人が3名以上いたにも関わらずライフジャケット未着用を容認してしまっている。

 

と極めて水に事故に対する意識が薄かった点にあると思われます。

もう一人のお子さまがライフジャケットを着けていなかったのにも関わらず助かったのは不幸中の幸いでした(ライフジャケットを着けていたお子さまの浮力に助けられたようです)

最近は乗る人が増えてきたSUPですが、それに伴って今後も事故件数の増加も予想されます。

7月に入ると水遊びの機会も増える為、水難事故も多くなります。

怖い書き方になりますが川や海での水遊びは常に死と隣合わせです。

 

大切なお子さまや家族の命を守り楽しいレジャーにする為にも

川や海でSUP(カヤック、カヌー)に乗る際は最低限ライフジャケットの装着は必須、特に川で乗るときはヘルメットもつけるようにしましょう。できれば沿岸で水遊びする場合もお子さまには装着推奨。

 

参考リンク

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

 

 

貞光川の水難事故について

こんばんわ、うじです。

今回はお盆の期間中にあった貞光川での子供の事故について少し書いてみます。

詳細はピノコさんが非常に詳しく書いていただいているので、リンクを貼らせていただいております。

 

今年も水難事故は数多くニュースになっていますが、この事故はライフジャケットを着用した子供が流され、フットエントラップメントにより脱出および救出不能となり、残念ながら死亡事故となってしまいました。

ライフジャケットを付けていることによりある程度の油断はあったと思いますが、予想外に流れが早くながされてしまい、子供もパニックもしくは足がつかないか試みて運悪くフットエントラップメントを起こした可能性が高いと考えられます。

夏場の川遊びはたいへん楽しいものですが、反面常に死と隣り合わせという現実がつきまとっています。

だからといって川遊び=危険なのでやらないときめつけるのも良くないですが、最低限のリスク管理は常に要求されている遊びであることを頭の片隅においておくべきです。

今回の事故でお子様の川遊びの際に教訓にしてほしいと思うことは以下の内容です。

 

  • フットエントラップメントとは実際に起こりうる事例だということを認識する。
  • ライフジャケットを付けていれば安心という考えは捨てる。
  • 子供から常に目を離さない。
  • 極端に人の少ない場所を選択しない。
  • 遊ぶ川のスカウティングを十分に行う、特に下流の流れの早さ・深さ・瀬の有無等。
  • 万が一流された時の練習(ラッコのポーズ)を定期的に実施する。

 

今回事故に遭われたお子様のご冥福および、これを機に一例でも川の事故が減ることを祈っています。

 

カヤックの事故について

2015年5月25日、吉野川小歩危でカヤッカーの事故がありました。

 

詳細についてはBFCの軍師が書き綴ってくれていますのでそちらを御覧ください。

 

平日の休みが多いようでお会いしたことはなかったのですが、以前から「漕ぎ始めてから一年もたっていないのに小歩危をガンガン漕いでいる猛者がいる」という噂は聞いていました。

 私が最初に購入したETHOS9の対抗艇のKATANAで昨年の6月18日からカヤックをはじめ、9月18日には小歩危に挑戦していて凄まじいチャレンジ精神とセンスの持ち主だなと感服していました。

 また大歩危から小歩危のフルコースの動画などを撮影されており、その動画も一部では話題となっていました。

今回の事故は大滝の瀬で一度スカウティングを実施し下るルートを決めた上で下った際に起きたということで、事前計画に特別問題があったとまでは感じられません。

ミス(沈)1回で誰にでも起こりうる可能性はあったわけです。

また仮に複数人が現地にいたとしてもブローチングやフットエントラップメントであった場合、出されるのを待つしかなく二人だったから事故につながったとも言い切れないと思われます(出されてから救助するまでの時間は人数がいればいるほど早くはなりますが)

 

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今回の事故現場となった大滝の瀬です。(大豊水位 事故時・撮影時共に0.71m)

 

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事故箇所と推定されるポイントです(大豊水位 事故時・撮影時共に0.71m)

今回の事故後に有志の方々が危険箇所にロープを設置してくれています。

このポイントでは沈脱すると一部分が水中に引き込まれるような流れになっているらしく、できるだけ沈脱せずに耐えた方が安全度は高いとの事でした(ブローチング等の場合もありますのでケースバイケースですが・・・)

いずれにせよ小歩危の瀬ではできるだけ泳がないというのがベテランの方々の認識でした。

 

残念ながら吉野川で商用ラフトが始まって、初めてのカヤック事故になってしまいました。

いずれによこのような結果になってしまい、非常に残念です。 

 

最後にカヤックでは有名な方がMさんに残していた言葉を引用させていただきます。

 

自然、特に川は何時も変化していますので、以前の経験に頼らない事、何時も徹底的に真剣に向き合う気持が大事、慢心した先輩が命を落としています。全て注意を怠るか、普段の川を舐めて死んでいます。自分も含めて自己責任は当たり前、只カヤッカー全員に、カヌーは危ないと風評を立てないのも責任です。危険とエキサイトは別です。

 

 自分もこの言葉を胸に刻んで今回の事故を真摯に受け止め、今後もカヤックを続けていきます。

 

Mさんのご冥福をお祈りします。

 

※2015/6/1更新