大歩危ロングコース 豊永-岩原

昨日の疲れもたっぷりあるが性懲りもなく大歩危へ。

ほとんど病気である。

本日はBFCの定例会に加えて、松山カヌークラブの定例会も兼ねている。

今月から松山カヌークラブでは第2週の四万十定例会に加えて第4週に大歩危定例会を実施することにした。

誰も参加してくれなさそうな気がしていたが、幸いO波さんと山Oさんが参加してくれた。

ありがたいことだ。

 

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BFCメンバー4名、松山カヌークラブ2名、我輩の計7名で大歩危ロングコース。

 

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ちょうどモンベル大歩危コースと被っていて参加者9名、インストラクター3名と大所帯だった。

おまけにインストラクターはF軍曹にS広報部長とS嬢の3名。

いずれも我輩がステップアップコースで教わったインストラクターなので感慨深い。

 

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豊永上段の瀬を下って次々とエディキャッチ。

20艇近くが集まり見たこともないような大混雑ぶり。

 

そして豊永下段の瀬。

モンベル組が下った後に我々が下る。

当然我輩の師匠達も見ているに違いない。

成長した姿を見せねばなるまいと意気込んで下る。

そして、下段のドロップを落ちる。

あれ?・・・そこはいつものホール。

後ろに引き戻され、撃沈。

その後右岸側に流され、不安定なところで2回ほど沈。

沈祭りである。

インストラクターの面々は我輩の成長ぶりに大いに(落胆)感動したに違いない。

 

その後すごすごとエディに戻ると以前に同じモンベル大歩危コースでご一緒された方から

「ブログ見てます」

と言っていただく。

ついでに

「あなたの醜態もじっくり拝見させていただきました」←被害妄想

と褒めていただく。

恥ずかしい限りだ・・・。

 

全員が下り終わったところでどちらも出発。

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20艇近いカヤック群で漕ぐのは気分が良い。

 

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その後我々は三段で1時間前後スポットプレイ。

水量からいってメインはここだけになりそう。

 

その後は特に何事も無く、ダウンリバー。

今回は岩原も国境も無難に下ることができた。

11:00スタートで16:00ゴール。

休憩を挟んで5時間のダウンリバーだった。

少しだけだが、下半身の安定感が出てきた気がする。

 

池田ダム流入量 (10:00) 60.54t  (16:00) 56.97t

大豊水位計 (10:00)0.73m  (16:00) 0.71m

下名水位計 (10:00) 1.99m  (16:00) 1.97m

大豊水温計 (10:00) 14.7度 (16:00) 16.1度

大歩危の洗礼再び

今日は嫁のゆかちの今シーズン初漕ぎである。

先日、O氏と一緒に下った穴内から岩原まで。

穴内から豊永までは大きな瀬も少なく、練習にちょうど良い。

慣れた頃に豊永から岩原までの大歩危セクションを楽しむ予定だ。

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ビオビオⅡで今年初漕ぎ。

激流下りの為のダッキーだが、大歩危は初めてなので少し心配ではある。

 

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スタート地点。

ここから犬鳴の瀬まで、手頃な瀬が5-6箇所続く。

ストローク、スイープをおさらいしながら漕ぐ。

 

 ↓下らないアホ動画です。

 途中の瀬で嫁の漕ぎをパドルを離して後部席から撮影していたら我輩落水・・・。

チャラ瀬だからと舐めてるとこうゆう目にあう。

 

うまくビオビオⅡを乗りこなせないゆかちだったが、カラダを軸にしてパドルで艇を回す感じで・・・というとあっさり漕ぎこなすように。

明らかに我輩よりセンスがある気がする。

 

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犬鳴の瀬を越えてながーい長い瀞場を終えていよいよ大歩危セクション突入。

 

まずは豊永上段の瀬である。

ここはまあ、下段に向けてのならしだから大丈夫ーなどと余裕をぶっこいて突っ込む。

そして事件発生。

予想以上に左岸に寄せられ大きい岩の返し波で横倒しになり、なんとフリップ。

豊永上段の瀬から手厚い洗礼を受けるのであった。

ゆかちがビオビオⅡの下敷きになっていたので、慌てて出して泳いでエディに入るように指示。

我輩は一生懸命ビオビオⅡをひっくり返そうとするが、まったく返らない。

何度かチャレンジしてもダメだったので、諦めて右岸のエディを目指す。

大きいビオビオⅡを押しながら対岸を目指すのはかなりしんどい。

さらに流れが早く、急がないと豊永下段の瀬に流されてしまう。

それだけは避けたかったので必死に泳いでなんとか足の着く地点まで辿り着く。

 

しんどかった・・・。

 

ゆかちといえばちゃんとエディに退避して我輩が漕いで戻ってくるのを元気に待っていた。

初沈、初泳ぎ、(ボート)初下敷きと一気に洗礼を受けたので、かなり心配したのだが意外と平気そうにしていてびっくり。

少し休憩して、気を取り直して豊永下段の瀬へ。

ここはしっかりパドルを刺して漕ぐ。

しかし最後の落ち込みで我輩のみ落水・・・。

というか、吹っ飛んだといっても過言ではない。

二人乗りダッキーの後席は前席が落ち込んだ時の衝撃で吹っ飛ぶものだと思い知った。

幸いゆかちは残っていたので、右のエディに入ってもらい我輩を回収してもらう。

 

続いて三段の瀬。

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ここはスカウティング。

初めてみる迫力にゆかちもビックリしているよう。

でもここは無事に正面突破して通過。

 

最後に岩原の瀬。

手前でスカウティングするかどうか悩んでいるとMOC岩原のテラスに続々と見学者が集まってくる。

F軍曹やS広報部長の姿も見える。

きっとフルモンベル装備の二人組がビオビオⅡで下ってきたので、誰だと思われているだろう。

いや、パドルとヘルメットで我輩とバレバレっぽいが・・・。

視線が気になって仕方がないのでそのまま突っ込む。

最初の落ち込みで右岸側の岩に引き込まれそうになったが、なんとか持ちこたえて通過。

拍手と歓声が聞こえてきてちょっと恥ずかしい。

 

それにしても豊永上段と下段では激しく弄ばれたので、無事に三段と岩原を通過できて良かった。

 

帰りにMOC岩原へ立ち寄り。

さっきの話を聞くとみんなフリップすることを期待していたので、無事に通過して残念がっていたとのこと。

なんという酷い人たちだ・・・。

 

ついでにS広報部長からビオビオⅡの復元方法を教わる。

奥のサイストラップを手で持ち、手前に引くと同時に手前側のサイドエアチューブを奥へ追いやることによって復元可能とのこと。

なるほど、道理で手前のサイドエアチューブだけを押しても無理なわけだ。

復元さえすればラフトボート同様、水中から直接乗り込めるだけの安定力はあるとのこと。

これは練習しておかなくてはいけない。

 

あと、後席はとにかく瀬の衝撃で吹き飛びやすい。

我輩は今回3度も吹き飛んで落水した。

 ちなみにサイストラップは前席にしか付けていなかったのだが、落水する確率は後席の方が圧倒的に高いので、両方にあったほうが良いようだ。

 

去年に何度かビオビオⅡで川を下ったが、抜群の安定感で落水することを想定していなかった。

やはり大歩危は一筋縄では行かない。

 

かしゆかちはすっかり大歩危の虜になってしまったようで、帰りのクルマで「次はいつ行くの?」というではないか。

収穫の多い一日でもあった。

 

池田ダム流入量 (11:00) 57.68t  (15:00) 56.32t

大豊水位計 (11:00)0.70m  (15:00) 0.81m

下名水位計 (11:00) 1.96m  (15:00) 1.99m

大豊水温計 (11:00) 14.8度 (1:00) 14.9度

モンベルラフティングガイド体験会

今年から新たに始まったモンベルのラフティングガイド体験会に参加してきた。

場所はMOC岩原。

午前中に座学をして午後から豊永から岩原までの大歩危ショートコースを下りつつ、パドルワーク等を実際に習うコースである。

参加料金はなんと500円。

これはほぼ保険代と考えられるので事実上無料イベントだ。

 

座学は主に四国吉野川でのラフティングの歴史の解説と、ラフティングガイドの仕事の概要、そしてハンドサインやホイッスルの解説を受ける。

 

その後、岩原下でラフティングガイドの認定試験を実施していたのでそれを見学。

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お昼を挟んで午後から川へ。

まずは豊永まで行き、いつもの地点からボートをエントリーする地点まで運ぶ。

さすがにラフティングボートは重く、運ぶのは一苦労。

ボートに乗ったらまずはパドルワークの練習。

ラフティングガイドの基本ストロークであるJストロークを教わる。

ひと通り練習し終わったらダウンリバー開始。

豊永上段と下段を下り終えて再びパドルワークの練習と落水からボートへの復帰の練習。

三段の瀬と岩原の瀬を下った後にはフリップしたボートの復元方法やパドルワークのおさらいをして終了。

 

カヤックと違い、片側だけを漕いでボートを操るので新鮮な体験であった。Jストロークも難しかったが、それよりもボートからカラダを乗り出して漕ぐので自分のバランスをとるのが大変だった。

ラフティングガイドを目指すことはもう出来ないが、せめてセーフティーカヤックくらいはできるように成長したいと改めて思った。

 

ちなみに大歩危コースをラフトで下るのも初めてだったが、夏水位だったのにもかかわらずラフトは安定感がありすぎて大歩危コースではぜんっぜん物足りない。

 

台風後の大増水したとき等は面白いかもしれないが、ラフトで下るならやはり小歩危コースが一番だと思う。

 

池田ダム流入量 (9:00) 88.29t  (16:00) 81.39t

大豊水位計 (9:00)0.70m  (16:00) 0.68m

下名水位計 (9:00) 2.00m  (16:00) 1.97m

大豊水温計 (9:00) 16.4度 (16:00) 16.6度

 

大歩危ロングコース 豊永-まんなか

GW5日目。

最終日だけあって大歩危界隈の人出もだいぶ落ち着いてきたようだ。

今日は松山カヌークラブのメンバーで福岡在住のY氏がGWで四国にきていて、4日目と5日目に大歩危を漕ぐという。

4日目は我輩が仕事だったのでO波氏が同伴し、5日目は我輩と渋O氏が同伴する予定であった。

・・・が、実際来てみると渋O氏は昨日O波氏達と一緒に漕いでしまったので、今日は来ないとのこと。

我輩を見捨てるとは酷い仕打ちだ。

次にあった際にカヤックに落書きして仕返しすることにする。

 

気を取り直してY氏とツーリング開始。

Y氏は北海道大好きらしく北海道ネタで大いに盛り上がる。

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少しだけスポット遊びをしながらダウンリバー。

しかし水位はこの一週間でがっつり下がって今日はかなり低め。

三段も岩原も国境も浅いので沈したらダメージが大きい。

なんとか無沈で通過する。

 

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ベンヘルプでお昼タイム。

日差しが強くヒリヒリするので先に上がって日焼け止め塗リ直している間にY氏はホール遊びに興じる。

 

・・・しばらくしてみると

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なんと沈脱しているではないか。

後ほど聞くと上がらないスイッチが入った模様。

 

9:30スタートで13:30ゴール。

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のんびり4時間漕いで楽しい一日だった。

Y氏にスタート地点まで回送してもらい、再開を誓って別れる。

 

岩原を下った際にMOC岩原からF軍曹とA嬢が手を振ってくれたので、回送帰りに挨拶しておこうと寄ったらPFDと洗濯物干しが下に落下していたのでF軍曹に報告。

 

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F軍曹がロープで縛り、Y大佐とS広報部長が吊り上げて回収してた。

こうゆう回収でもロープを使うとはさすがだと我輩感心。

 

 

 

池田ダム流入量 (9:00) 30.46t  (14:00) 30.52t

大豊水位計 (9:00) 0.23m  (14:00) 0.22m

下名水位計 (9:00) 1.50m  (14:00) 1.50m

本山水温計 (9:00) 16.6度 (14:00) 16.8度

大歩危ハイブリッドコース 穴内川合流-岩原

GW3日目。

今日は以前にモンベルのツアーで知り合ったO氏とツーリング。

O氏は今年初ツーリングということで、穴内川合流地点からスタートすることに。

本人は大歩危未経験であったが、水位が相当低いので岩原までなら大丈夫と思い前半は難易度の低い穴内川合流から豊永で感覚を取り戻して豊永から岩原の大歩危ハーフを体験。

 

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穴内川と吉野川の合流地点を少し超えたところにある橋の下からエントリー。

駐車スペースは結構多いし、川までのアクセスもコンクリートの階段があり非常ら良好。

 

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今回の同伴者、O氏。

この後とんでもない事件を起こすA級戦犯である。

 

前半はちょろっとした瀬がいくつかあり手頃だ。

去年の秋にモンベルのツアーで漕いで以来だが、ほぼ同水位で懐かしい。

 

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犬鳴きの瀬を終えて、ここから豊永のスタート地点まで長ーい瀞場。

豊永のスタート地点が直線に見えてからもとにかく長い。

 

そして豊永のスタート地点に辿り着いたあたりで事件発生。

O氏「あっ、ボクとんでもない失敗をしてしまったかもしれない」

・・・。

O氏「クルマの鍵を(私のクルマに)置いてきちゃった、てへ

・・・。

(#゚Д゚)ゴルァ!!

 

これではなんの為にクルマ2台で回送したのかまったく意味不明である。

二人から次々に導き出された対策は以下の通り

 

①タクシーを呼ぶ

②豊永で一旦おりてクルマを回収する

③MOC岩原で泣きついて回送してもらう

④電車で土佐岩原から土佐穴内まで移動する

 

①はそもそもタクシー自体存在しない気がするし、コスト面でアホくさいので却下。

②は岩原から歩くよりははるかにマシだが、ここで歩くと戻ってきてから漕ぐ気がしない気がするし、靴に無理があるので却下。

③はO氏が超ノリノリだったが、仮に回送してもらったとしても後日また上納金を納めてツアーに参加しなくてはならなくなるので、コレは最後の手段とする。

よって導き出された答えは④。幸い岩原から土佐岩原駅はすぐ近くだし、土佐穴内からも歩けない距離ではない。

問題は電車の時間で直近が14:27でその次が16:55という・・・。

とりあえず14:27に乗れそうなら乗って、無理なら16:55まで岩原でトレーニングして時間をつぶそうということになった。

 

気を取り直してツーリング再開。

O氏初めてなので豊永下段をスカウティング。

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水量は少なくても長いし、左岸の最後のドロップは厄介。

三段もスカウティング。

岩原は電車の時間が際どかったので特攻。

幸いどの瀬も無難に通過して、岩原で急いで上がって駅に向かう。

なんとか14:27に間に合った。

 

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満面の笑顔のO氏。

なんと彼は電車賃を持っていないにもかかわらず私にツケで一緒についてくるという謎の愚行をするではないか。

我輩のクルマの回送なのだから我輩一人で十分なのに。

しかも自分の罪を償うどころか、おかげで滅多に乗れない電車に乗れて楽しいねという始末。

 

この落とし前は焼肉フルコースをゴチと心に決めた我輩であった。

 

池田ダム流入量 (10:00) 38.10t  (16:00) 36.94t

大豊水位計 (10:00) 0.32m  (16:00) 0.33m

下名水位計 (10:00) 1.56m  (16:00) 1.56m

本山水温計 (10:00) 15.6度 (16:00) 16.7度