大歩危の洗礼再び

今日は嫁のゆかちの今シーズン初漕ぎである。

先日、O氏と一緒に下った穴内から岩原まで。

穴内から豊永までは大きな瀬も少なく、練習にちょうど良い。

慣れた頃に豊永から岩原までの大歩危セクションを楽しむ予定だ。

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ビオビオⅡで今年初漕ぎ。

激流下りの為のダッキーだが、大歩危は初めてなので少し心配ではある。

 

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スタート地点。

ここから犬鳴の瀬まで、手頃な瀬が5-6箇所続く。

ストローク、スイープをおさらいしながら漕ぐ。

 

 ↓下らないアホ動画です。

 途中の瀬で嫁の漕ぎをパドルを離して後部席から撮影していたら我輩落水・・・。

チャラ瀬だからと舐めてるとこうゆう目にあう。

 

うまくビオビオⅡを乗りこなせないゆかちだったが、カラダを軸にしてパドルで艇を回す感じで・・・というとあっさり漕ぎこなすように。

明らかに我輩よりセンスがある気がする。

 

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犬鳴の瀬を越えてながーい長い瀞場を終えていよいよ大歩危セクション突入。

 

まずは豊永上段の瀬である。

ここはまあ、下段に向けてのならしだから大丈夫ーなどと余裕をぶっこいて突っ込む。

そして事件発生。

予想以上に左岸に寄せられ大きい岩の返し波で横倒しになり、なんとフリップ。

豊永上段の瀬から手厚い洗礼を受けるのであった。

ゆかちがビオビオⅡの下敷きになっていたので、慌てて出して泳いでエディに入るように指示。

我輩は一生懸命ビオビオⅡをひっくり返そうとするが、まったく返らない。

何度かチャレンジしてもダメだったので、諦めて右岸のエディを目指す。

大きいビオビオⅡを押しながら対岸を目指すのはかなりしんどい。

さらに流れが早く、急がないと豊永下段の瀬に流されてしまう。

それだけは避けたかったので必死に泳いでなんとか足の着く地点まで辿り着く。

 

しんどかった・・・。

 

ゆかちといえばちゃんとエディに退避して我輩が漕いで戻ってくるのを元気に待っていた。

初沈、初泳ぎ、(ボート)初下敷きと一気に洗礼を受けたので、かなり心配したのだが意外と平気そうにしていてびっくり。

少し休憩して、気を取り直して豊永下段の瀬へ。

ここはしっかりパドルを刺して漕ぐ。

しかし最後の落ち込みで我輩のみ落水・・・。

というか、吹っ飛んだといっても過言ではない。

二人乗りダッキーの後席は前席が落ち込んだ時の衝撃で吹っ飛ぶものだと思い知った。

幸いゆかちは残っていたので、右のエディに入ってもらい我輩を回収してもらう。

 

続いて三段の瀬。

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ここはスカウティング。

初めてみる迫力にゆかちもビックリしているよう。

でもここは無事に正面突破して通過。

 

最後に岩原の瀬。

手前でスカウティングするかどうか悩んでいるとMOC岩原のテラスに続々と見学者が集まってくる。

F軍曹やS広報部長の姿も見える。

きっとフルモンベル装備の二人組がビオビオⅡで下ってきたので、誰だと思われているだろう。

いや、パドルとヘルメットで我輩とバレバレっぽいが・・・。

視線が気になって仕方がないのでそのまま突っ込む。

最初の落ち込みで右岸側の岩に引き込まれそうになったが、なんとか持ちこたえて通過。

拍手と歓声が聞こえてきてちょっと恥ずかしい。

 

それにしても豊永上段と下段では激しく弄ばれたので、無事に三段と岩原を通過できて良かった。

 

帰りにMOC岩原へ立ち寄り。

さっきの話を聞くとみんなフリップすることを期待していたので、無事に通過して残念がっていたとのこと。

なんという酷い人たちだ・・・。

 

ついでにS広報部長からビオビオⅡの復元方法を教わる。

奥のサイストラップを手で持ち、手前に引くと同時に手前側のサイドエアチューブを奥へ追いやることによって復元可能とのこと。

なるほど、道理で手前のサイドエアチューブだけを押しても無理なわけだ。

復元さえすればラフトボート同様、水中から直接乗り込めるだけの安定力はあるとのこと。

これは練習しておかなくてはいけない。

 

あと、後席はとにかく瀬の衝撃で吹き飛びやすい。

我輩は今回3度も吹き飛んで落水した。

 ちなみにサイストラップは前席にしか付けていなかったのだが、落水する確率は後席の方が圧倒的に高いので、両方にあったほうが良いようだ。

 

去年に何度かビオビオⅡで川を下ったが、抜群の安定感で落水することを想定していなかった。

やはり大歩危は一筋縄では行かない。

 

かしゆかちはすっかり大歩危の虜になってしまったようで、帰りのクルマで「次はいつ行くの?」というではないか。

収穫の多い一日でもあった。

 

池田ダム流入量 (11:00) 57.68t  (15:00) 56.32t

大豊水位計 (11:00)0.70m  (15:00) 0.81m

下名水位計 (11:00) 1.96m  (15:00) 1.99m

大豊水温計 (11:00) 14.8度 (1:00) 14.9度

スポーツオーソリティーセール 2015年 2回目

今年は例年のサイクルより早め。
セール期間は5月20日(水)から6月8日(日)といつもより短め。
ハガキにはオーソリティーカードとしか書かれていませんが、いつも通りイオンマークのカードおよびWAONが適用になるはずです。
税込1万円以上で20%オフになるので、いつものごとくスノーピーク製品購入者にとって御用達のセールです。
 

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モンベルラフティングガイド体験会

今年から新たに始まったモンベルのラフティングガイド体験会に参加してきた。

場所はMOC岩原。

午前中に座学をして午後から豊永から岩原までの大歩危ショートコースを下りつつ、パドルワーク等を実際に習うコースである。

参加料金はなんと500円。

これはほぼ保険代と考えられるので事実上無料イベントだ。

 

座学は主に四国吉野川でのラフティングの歴史の解説と、ラフティングガイドの仕事の概要、そしてハンドサインやホイッスルの解説を受ける。

 

その後、岩原下でラフティングガイドの認定試験を実施していたのでそれを見学。

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お昼を挟んで午後から川へ。

まずは豊永まで行き、いつもの地点からボートをエントリーする地点まで運ぶ。

さすがにラフティングボートは重く、運ぶのは一苦労。

ボートに乗ったらまずはパドルワークの練習。

ラフティングガイドの基本ストロークであるJストロークを教わる。

ひと通り練習し終わったらダウンリバー開始。

豊永上段と下段を下り終えて再びパドルワークの練習と落水からボートへの復帰の練習。

三段の瀬と岩原の瀬を下った後にはフリップしたボートの復元方法やパドルワークのおさらいをして終了。

 

カヤックと違い、片側だけを漕いでボートを操るので新鮮な体験であった。Jストロークも難しかったが、それよりもボートからカラダを乗り出して漕ぐので自分のバランスをとるのが大変だった。

ラフティングガイドを目指すことはもう出来ないが、せめてセーフティーカヤックくらいはできるように成長したいと改めて思った。

 

ちなみに大歩危コースをラフトで下るのも初めてだったが、夏水位だったのにもかかわらずラフトは安定感がありすぎて大歩危コースではぜんっぜん物足りない。

 

台風後の大増水したとき等は面白いかもしれないが、ラフトで下るならやはり小歩危コースが一番だと思う。

 

池田ダム流入量 (9:00) 88.29t  (16:00) 81.39t

大豊水位計 (9:00)0.70m  (16:00) 0.68m

下名水位計 (9:00) 2.00m  (16:00) 1.97m

大豊水温計 (9:00) 16.4度 (16:00) 16.6度

 

1周年

先日10日の四万十定例会で我輩がカヤックをはじめてちょうど1年が経過した。

 

ちょうど1年前の5月10日に、モンベルホワイトウォーターステップアップコースでデビューした。

結果は「酔う、締め付けがきつくて気持ち悪い、普段使わない筋肉を使ってカラダが痛い(特に背中)、まっすぐ進まなくて嫌になる」ともう散々。

きっとカヤック道具を一式買ってからはじめていなかったら、これは向いていないと挫折してたはず。

背水の陣で挑んだのが良かった。

 

その後コツコツとスクールに通い、6月からは松山カヌークラブの定例会に参加して少しずつ漕げるようになってきた。

ロールが成功したのは6月28日と40日目で比較的早めに覚えたが、その後は流水でもなかなか思うように上がらず、一進一退。

 

 

松山カヌークラブとBFCメンバーの協力もあって11月30日に大歩危デビュー。

 カヤックをはじめてから170日目だった。

今思えばたいしたことがない水位だが、それでも大歩危は全然違うと思った。

 

その後、BFC総裁のススメもありプレイボートに乗り換える。

そして12月21日に2回目のプレイボートで夏水位の大歩危に挑むという暴挙を行い、5沈脱して低体温症になりかける。

 この時は本当にヤバかった・・・。

というより自分の実力の程度を思い知った。

 

その後フルドライスーツを購入し、BFCメンバーの定例会に同伴させてもらい、2月から本格的に練習を重ねる。 

フルドライスーツのおかげで2月でもなんとか漕ぐことはできるようになったが、プレイボートをなかなか乗りこなせずロールも安定せず、沈しまくりの毎日。

 

その後、BFCメンバーの指導もありロールもほぼ安定してきたので5月3日よりウェーブやホールへのエントリーを試みる。実に358日目であった。 

 

この1年間に漕いだ日数は約40日。

結構漕いだ気もするが、漕いでいる日数のわりには上手くなってないなというのが実感。

途中で艇を変えた影響もあるが、もともと艇のフィッティングの重要さと下半身で乗る意識が足りなかったのが大きく、下半身で乗れるようになってきたのはここ最近のことだ。

総裁に「何度も言ったじゃないか」とまた罵られそう・・・。

 

今年に入ってからは1回しか沈脱していないしロールもほぼ安定してきたが、如何せん沈する回数が多すぎる。

下半身の動作、重心バランス、リカバリー、パドルワーク・・・。

思い浮かぶ課題はいろいろあるが、一番の要因はまだ自分でもよくわからない。

ただこれだけ沈していると怪我する可能性も多いにあるので、出来るだけ沈はしないに越したことがない。

安定した漕ぎを出来るよう今年は努力しようと思う。

 

 

台風接近中

うじです。

 

今年は早々に台風が接近しているようで、数日前から進路をみてこれは渇水気味だった川の水位が回復するかも・・・とワクワク気味。

それを嫁のゆかちに話したら

 

「台風が来たら大波が来ると喜ぶサーファーみたい・・・、まさかウチの旦那がそっち系の人になるなんて・・・」

 

と言われる始末。

 

※16:00現在、吉野川の水位は大豊で3.77mと爆裂に上昇中。

今週末が楽しみです。