ホワイトウォーターステップアップコース STEP2

先週に引き続きスクール受講。

前回はほとんど何も学んでいない気もするが、教官が問題ないというのでSTEP2へ。

今回の先生はF教官。みるからにカヤックが上手そうに見える・・・。

会場は大歩危店を少し高知方面に向かった所にあるMOC岩原店。

大歩危店と比べるとレトロで、南国のような雰囲気が漂い趣のある建物だ。

 

f:id:miz_shosa:20140517094559j:plain

今回の練習場。

とてものどかな流れだ。

 

しかし上流側をみると・・・。

f:id:miz_shosa:20140517094544j:plain

・・・。

瀬がある。

通称「岩原の瀬」だ。

もちろんこの瀬を下る訳ではないのだが、みるだけで恐ろしい。

 

さて、今日のSTEP2だが、前回と同じように基礎動作の反復練習。

前回よりはほんの少し上達した気がしないでもないが、相変わらずくるくる回ってしまう。

難しい。

また今回はロールにもチャレンジした。

もちろん失敗。

でもバウレスキューを覚えたので、いちいち沈脱しなくても続けられるのは楽で良いな。

 

15時近くになり、そろそろ終わりかなと思ったら最後に軽く下るという。

さすがはF教官。

STEP2の人間にいきなり下らせるとはスパルタだ。

 

のどかな風景を下っていると意外とまっすぐ進む。

教官曰く、「静水で練習しているより下ったほうが以外とリラックスした気分で漕げてうまくいく」とのこと。

たしかにそんな気もする。

とても気分が良い。

 

ところがしばらくすると

 

ゴゴゴゴゴーっ

 

という地鳴りの音が・・・。

そこでF教官が「聞こえるかい?これが瀬の音だよ」

とニヤッとしながらそんなことを言う。

なんと、瀬があるではないか・・・。

冷や汗がどっと噴出す。

とにかく漕ぎまくれば大丈夫というが、初めて経験する瀬は死ぬほど恐ろしい。

これはジェットコースターみたいなもんだ。

必死に漕ぐが、そのうちバランスを崩して沈。

後は沈脱して瀬が終わるまでどんぶらこ~どんぶらこ~と流される。

 

流されきったところでF教官に

 

「こんな名前もないチャラ瀬で沈したおろかな奴は貴様が初めてだ! そんなんで小歩危を下るなんて100万年早いわ!」※と罵倒される。

 

ははーっ。

ドMは私はこのF教官軍曹の言葉に震え上がり、明日から血反吐を吐くくらい修行をすると誓ったのであった。

 

 

※実際にはこんな汚い言葉で罵られてはいないのだが、私の心にはこう聞こえた。

 

 

ホワイトウォーターステップアップコース STEP1  

いよいよカヤックに乗る日が来た。

スクールで、だが。

カヤックは基本が大事だと思っている。

登山とくらべても危険性ははるかに高いからだ。

登山は普通に登っている限り、死ぬことはないがカヤックはどんな場所であれ水死する可能性がある。

それくらい川って恐ろしい場所だということをこれまでの事前調査で感じてきた。

幸い、今住んでいる香川からそう遠くはない四国吉野川で、モンベルが主催しているホワイトウォーターカヤックスクールがあるので回数券を購入し、受講することにした。

 

まずは第一回目。

f:id:miz_shosa:20140510092456j:plain

モンベル大歩危店だ。

今回の一回目はここで開催される。

ここは最近できたようでセブン-イレブンをはじめ比較的新しい建物がそろっているし、モンベルもとてもキレイだ。扱っている川グッズもさすがに多い。

 

f:id:miz_shosa:20140510092533j:plain

艇は中に積んできた。

さすがにワゴンの中では高さ以外でアルファードやエルグランドと並ぶ寸法を誇るMPVだけあって3Mの艇がぎりぎり積める。

ひとりきりで行く際は楽なので中積みすることにした。

一応前後をロープで固定して動かなくしている。

急ブレーキを踏んでカヤックがフロントガラスを突き破る事故があるから気をつけて、とモンベルの店員さんに以前言われていたからだ。

突き破るだけではなく前の車に突き刺さったケースもあるらしい・・・。

気をつけねば・・・。

 

 

f:id:miz_shosa:20140510100013j:plain

進水式直前のETHOS9。

ぐっぽー丸と名づけました。

 

f:id:miz_shosa:20140510124959j:plain

今回の練習場はモンベル大歩危直下です。

今日はとてもよい天気。

 

さて、実際にSTEP1を受けてみた感想ですが・・・。

 

①とにかくまっすぐ進まない。

その場でくるくると回転してしまうのです。

これがホワイトウォーターカヤック

 

②力任せに漕いでしまいすぐバテる

なれない筋肉を使っているせいもあり、カラダはすぐにバキバキに。

 

③酔う。

前回試乗した際もそうでしたが上下のうねりで軽くですが酔ってしまいました。

 

基本的な動作をひと通り教わりましたが、どれもなんとなく覚えた程度。

とりあえず沈脱はできてよかった・・・。

結果として道のりの長さを痛感させられるSTEP1でした。